Une(ユンヌ)は、約70年、3代にわたり九谷焼の粘土作りを担ってきた谷口製土所さんが、「粘土を作る際に不純物として除かれる、残土を使い切れないか?」と考えて作ったシリーズです。
九谷焼は小松市花坂町で採石される花坂陶石が原料となっています。粘土づくりの工程でどうしても捨てる部分として生まれてしまう残土を、余すことなく生かしたいという想いで、生成りの釉薬として使い、あえて九谷焼の鮮やかな絵付けは施さず、絹のような上質な器に仕上げました。
【Une - Bowl】
ろくろ挽きで一つ一つ成形されていて、上質なレストランで出てきそうな品が漂う器です。飯碗やサラダボウル、スープボウルなど幅広く使える万能なサイズです。
【spec】
・本体サイズ:Φ113×75mm
・成型:ロクロ挽き
・電子レンジ、食洗器:可能
・直火:不可
※食洗器は一般的な家庭用でしたら問題ございません。
【注意点】
・器は職人が手造りしておりますので、サイズ・形に個体差がございます。
・耐熱磁器ではございませんので、直火にかけたりオーブンを使用しないで下さい。
・カップを薄く挽いておりますので、熱いものを入れてご利用になる場合は、十分お気を付け下さい。
・表面に小さな黒点(鉄粉)が出ているものもございますが、土本来がもつ成分が焼成により黒く発色しているものであり、身体への影響はございませんので、安心してお使い頂けます。
・パソコンやスマホによっては実際の色と多少異なる場合があります。
HANASAKA
石川県小松市
九谷焼の土と産地にこだわるテーブルウェアのブランド「HANASAKA」。九谷焼の原料である「花坂陶石」に由来しています。現在、花坂陶石は採石できる鉱山が少なく、九谷焼が広く知られる反面、そうした現状はほとんど知られていません。九谷焼の美しい絵付けの下に、私たちのこだわりがあります。1951年の創業以来、製土工場として九谷焼を支えてきました。
私たちは、九谷焼の絵付技術や様式の継承だけではなく、その後ろにある山や環境のことも未来に伝えていきたいと考えています。
九谷焼の粘土製造の視点から、美しい絵付けを下支えしている生地焼成の窯元と、その先の様々な人とを結びつけ、土地・文化・未来が一体となる産地のものづくりが、「HANASAKA」のミッションです。
谷口製土所は、土というメディアを通し、未来に向けメッセージを伝える活動を続けて、新しい未来を開花させたいと願っています。